爪の異常形状
お洒落としてネイルを楽しもうとしても、肝心の爪に異常があったらネイルアートどころか、ネイルケアも出来ません。といってあまり神経質にならなくていい場合もあります。爪に現れる形状についてご紹介します。
白い斑点が爪の表面に出来ることがあります。爪白斑と言います。これはたいした異常ではありません。爪を形成するさい強い外部衝撃を受けたときに出来るものです。爪が生え変わればなくなります。
衝撃が強くて爪の下で皮下出血している場合もあります。この場合は爪の下が斑に紅くなっています。爪下出血といわれる症状です。痛みがひどいようであれば受診して下さい。
爪の表面に緑色があるときは気にしてください。特に人工付け爪をしている場合なら、これはカビです。付け爪と自爪との間に水分が入り込み、カビが生えてしまったのです。こうなると一刻も早く付け爪を外し、爪を休ませてあげる必要があります。
爪に縦の線が出てきているときは、異常ではありません。爪も老化するものです。年齢の影響の場合や爪を乾燥させたりしたものです。水分油分を十分に補って労わってあげてください。それでも気になるようでしたらバッファーを使って爪表面を磨きましょう。
爪は普通中央部が膨らんでいるものですが、これが逆の形状、反り返って中央がスプーン状となる症状があります。匙状爪です。重度の貧血など、鉄の欠乏による可能性が高く、女性に多く見られます。病気以外の理由では指先に力を入れることが多いことにあるようです。
関連する投稿
爪に必要な栄養素
美しいネイルを作るには爪が美しいのが一番です。その爪を美しくするのに重要なことが食事です。日々のネイルケアももちろん必要ですが、肝心の爪が弱っていてはそれには限界があります。
爪に必要とされる代表的な栄養素はたんぱく質、ビタミンA、B2、Eそして鉄です。
たんぱく質が必要なのは爪の主成分たるケラチンの元となるものだからです。爪を美しくしたいと思うなら、良質のたんぱく質が必要になります。ここで気にして欲しいのが、単純に「たんぱく質=肉」ではないことです。脂身の多い肉ではかえってこのたんぱく質が少なかったりします。卵、鶏肉のほか赤みの多い肉を選びましょう。
ビタミン群は爪に限らず重要です。不足していると思うならサプリメントを利用しましょう。爪への効能に限って言うと、ビタミンAの不足は爪の変形の原因になります。ビタミンB2は爪の強度に関わります。このビタミンは細胞の外側に欠かせないものです。特に粘膜や皮膚といった身体の外側の細胞組織には重要です。より丈夫に作るためにはとても大切な栄養素です。これが不足すると爪も弱くなってしまうのです。ビタミンEは脂溶性です。爪の潤いに必要なものです。潤いは弾力性に影響を与えます。つまりこのビタミンは爪を衝撃に強くするのに役立ちます。高温で加熱すると壊れるビタミンですので、どうしても不足しがちです。
鉄が必要なのは赤血球の原料だからです。貧血となると爪も色だけでなく変形しかねません。
爪は皮膚が硬化した器官です。爪に良いということは肌にも良いということです。美容のためにちょっと気をつけてみてください。
関連する投稿
美しい爪にするには
ネイルとして爪を彩るには何よりもまず、爪が丈夫で美しいことが一番です。ネイルアートの一番の難点は爪を痛める可能性をもっていることです。日々のケアによって回復は可能ですが、そのためにも爪を美しい状態にしておくことが大切です。
とは言え爪は指先の保護器官です。普段の家事や仕事によってただでさえ荒れるものです。また外的要因も荒れの理由の一つです。夏は紫外線、冬は乾燥に気をつけなければなりません。しかも手先はもっとも気を使いにくい場所でもあります。特に冬場は夏の紫外線の影響を受けています。爪に縦線が入っていたり、二枚爪といった症状が悪化する可能性もあります。外側からの手入れだけでは限界があるのも確かです。身体の内側から美しい爪を作ることを考えてはいかがでしょう。
それにはまず栄養の摂取――食事が大切です。上手く栄養を取れないようでしたら、サプリメントを摂ることも重要です。そして爪が健康ならば身体は健康と言うことがほぼ言い切れます。末端神経や毛細血管の集積地の一つだからです。そして爪は皮膚が硬くなったものでもあるのです。爪に良い食生活とは皮膚に良い、すなわち美肌効果もあると言うことです。
爪は短期的に生え変わるものではありません。個人差はありますが、だいたい1日で0.1ミリ伸びます。順調なら1ヶ月かかっても約3ミリです。爪の大きさや形などによっても変りますが、爪が生え変わるのはだいたい半年前後かかることなのです。根気と継続が必要です。体質改善を加えて挑戦するのもいいかもしれません。
関連する投稿
人工付け爪の種類
ネイルアートの一つに人工付け爪があります。その種類をご紹介します。
ネイルチップは店頭でも売られている人工爪です。付け爪と言えばこれをさすものでした。素材はプラスティックが一般的ですが、木製のもの、ガラス、金属など様々なものがあります。両面テープや専用接着剤で自爪に貼り付けます。マニキュアは乾燥を待たなければなりませんが、ネイルチップにはその必要はありません。売られている段階でデザインが固定されているので、それを選び、かつ持つことが出来ます。これが長所であり、短所でもあります。着脱は気軽に出来るものです。
スカルプチェアは、本来は技術の名前でした。人工爪の長さを作る技術です。アクリルネイルとも言うのはそれも理由の一つです。アクリルのパウダーとリキッドを混ぜ合わせて可塑性の素材にし、自爪の上に塗りつけて人工爪とするものです。長くする場合はフォームと呼ばれるシール状の土台を使います。アクリル独特の臭いがします。悪臭と感じる人も少なくありません。また紫外線で黄ばんでしまうこともあります。最大の問題はカビの危険です。
最近になって出てきているのがジェルネイルです。合成アクリル樹脂で人工爪を作り、紫外線で固めます。ハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプはスカルプチェアと爪のつけ方以外はほぼ同じです。ソフトタイプのものは種類によっては人工爪が作れないものもあります。柔らかすぎるためです。その代わりカビの心配はありません。
関連する投稿
ネイルアート
手足の爪に施す装飾や化粧をネイルアートと言います。古くは紀元前のエジプト文明にその文化が合ったことをミイラが伝えています。東洋でも楊貴妃が爪を染めていたと言いますし、日本では平安期に爪を染色する技術が伝来したとされます。江戸期になると遊女たちが爪を染めていたことが知られています。
現在のようなお洒落としてネイルの確立は20世紀後半のアメリカからだと言われています。自動車のラッカー塗料からマニキュアが開発されたことも一つの大きな要因でしょう。ネイルアートとしての分野が生まれました。
現在ネイルアートは幾つかの種類に分かれています。手や爪の手入れをし、ネイルアートをし易くするためのネイルケア、爪表面の塗料の代名詞となるほど爪を彩るマニキュア、人工的に作り出されたネイルである人工爪などです。人工爪は美容だけでなく医療現場や老人介護にも用いられています。
またネイルアートを施してくれる技術者をネイリストや、その店をネイルサロンも急速に増えています。
余談ですがネイリストと言うのは実は和製英語です。ネイティブの英語ではマニュキュアリストが使われるのが一般的です。
日本ではネイリストにもネイルサロンにも公的な認可はありません。ですが民間団体であるJNA(日本ネイリスト協会)がネイリスト検定を設けています。
ネイルアーティストと言う職業もあります。これには資格がありません。ネイルアートを行う職業で、ネイリストとの違いは資格と本人たちの意識にしかなさそうです。どこが違うのか訊いてみるのもいいでしょう。
関連する投稿
リムーバーを使うとき
ネイルを飾るものとしてもっとも身近なのはマニキュアです。そのマニキュアを落とすのに使うリムーバー――除光液とも言うものです――には注意が必要なのです。
そもそもマニキュア――ボリッシュの方がより正確な呼び方です――自体が化学染料で、有機溶剤が使われてします。そのマニキュアを溶かすものとして使われるリムーバーもまた強い化学薬品が使われています。市販されているたいていのリムーバーの主成分はアセトンが使われています。アセトンはそれ自体が強く油分を奪うものです。ですからマニキュアを落とすことも出来るのですが、同時に爪自体の油分も奪ってしまうのです。その結果爪の水分も失われてしまいます。
そのため爪を乾燥させてしまいます。結果、爪を痛めてしまうのです。爪が黄ばんできたり、縦線が顕著になったり、割れやすくなったりしてしまうのです。
徹底して防ごうと言うのならば、アセトンが使われていないリムーバーを使うというのも一つの手段です。ですが、高価であることを覚悟しなくてはなりません。
普通のものを使う場合はまずは使用頻度を可能な限り少なくすることです。最低限でも1週間に1度以上使わないようにしましょう。そして使った後は必ず油分を補給して保湿に務めましょう。ハンドクリームやキューティクルオイルで充分です。
リムーバーを使うときもコットンにたっぷりと取り、それがマニキュアに浸透させるようにして使いましょう。少量でこすって使うのはよくありません。
マニキュアはネイルとしてだけでなく、それ自体が爪の保護として効果的です。リムーバーの使い方を注意して楽しみましょう。
関連する投稿
マニキュアの塗り方
マニキュアを美しいネイルに仕上げるには、やっておいた方が良いことが幾つかあります。
爪にしておくことは、甘皮処理と爪の表面を磨いておくことです。甘皮処理がしてあれば、根元部分の余計な角質が整えられているので、マニキュア――ボリッシュがはげ難くなります。そして爪の表面があまりにでこぼこしていると、ベースコートでも補いきれません。バッファーを使うと良いでしょう。
手順は、まずベースコートを塗ります。爪先端のエッジ部分に塗ってから、表面を塗ります。次にボリッシュです。同じように二度塗ります。これは一度で塗ろうとすると厚ぼったいネイルとなるからです。一回塗ってそれが乾く前に、更にもう一度塗るようにしましょう。
キューティクルラインの少し手前から、爪先に向かって塗ります。力をいれず、刷毛を滑らせるようにしてみてください。サイドは最後にするようにしましょう。刷毛の角をラインに沿って塗り残しの内容に塗って一回目は終わりです。二回目は一回目よりボリッシュを多めにします。一回目の塗り目が乾く前に塗るとボリッシュがなじむのです。筋がつきにくくなります。
ボリッシュを塗るときの注意は、刷毛は片方をしっかりしごいておくことです。厚ぼったい印象が避けられます。ボリッシュを片側だけにして爪に塗ります。量は爪の大きさで変わります。合うようにしごきましょう。
はみ出してしまったものはリムーバーで取り除きましょう。ウッドスティックにつければ、細かい部分にも行き届きます。
最後にトップコートを塗って完全に乾けば、仕上がりです。
関連する投稿
マニキュアを塗るには
ネイルアートとして自分で楽しむのは、やはりマニキュアが手軽です。お洒落としてだけではなく、爪の保護としても効果があります。ネイルサロンに行くのもいいでしょうが、どうせなら、自分で出来るようになりたいものです。ネイルが少しでも美しい仕上がりになるコツをご紹介します。
必要なのは、ベースコートとトップコート、そしてマニキュア――ボリッシュです。
塗料としてのマニキュアは正確にはボリッシュと言います。塗りやすいボリッシュは刷毛の毛先が整っているものです。それが塗るときに、刷毛の先端がキューティクルラインに添うのです。分離してしまっているボリッシュは寿命を終えてしまったものです。新しいものにしましょう。
塗る前にビンを振らないよう気をつけましょう。振れば細かい気泡が含まれてしまいます。乾くにつれてこの気泡が集まって大きくなり、塗った後に表面にぶつぶつが出てきてしまうのです。両手ではさんでコロコロと転がして、回しましょう。ラメ入りのものもこうすると全体に行き渡ります。
ベースコートはボリッシュを塗る前に塗るものです。爪の表面にいっそうの滑らかさとボリッシュの密着を高めるためのものです。それだけでなく色素沈着やダメージから守る役割もあります。
トップコートはボリッシュを塗った後に使用します。ボリッシュが欠けたり剥げたりするのを防ぎ、輝きを強めるためのものです。透明なもの以外にも、ラメが入っているものもあります。
関連する投稿
水虫
ネイルといってしまうとお洒落用語のカタカナ語ですが、日本語では普通、爪といいます。そしてこれをネット検索するとまず真っ先に来る情報は水虫に関するものです。
水虫は正しくは爪真菌症といいます。男性のそれも足に特徴的なように言われていますが、これは偏見です。白癬菌と呼ばれる真菌の一種が原因でなる皮膚感染症です。女性がなる確率ももちろんあります。特に冬場はずっとブーツを履いていたり、冷え性だからと靴下を履いて寝られる方もおられます。こうした方はどうしても水虫になりやすいのです。足に多い水虫ですが、手になってしまうケースももちろんありえます。原因たる真菌の餌は爪を形成するケラチンだからです。感染症に分類され、人に移るものなので、ネイルサロンでは断られるケースの一つです。それもかなり多いと言います。
症状は水虫の種類によって異なります。
趾間(しかん)型水虫は指の間がふやけて、ぐじゅぐじゅしてしまったりします。ただれることもあります。他に指の間の皮がむけている、指の間がかゆい、もしくは痛い症状が出ます。
小水疱(しょうすいほう)型水虫は水疱が特徴の症状です。これが赤みを帯びてしばらくすると乾いて取れます。足の側面や土踏まずなどに、小さな水疱がいくつもできそれが集まります。強いかゆみも特徴です。
かゆみを感じかけばかくほど他の部位に移ったり、痛めたりします。放っておけば進行する一方です。水虫は完治可能です。塗り薬と内服薬を適切に使用すれば良いのです。気がついたら早く受診しましょう。
関連する投稿
甘皮処理
ネイルケアとして行われるものの中に甘皮処理があります。クリーンアップとも言います。甘皮とは爪半月――ルヌラ、マトリックスなどとも――言われる、爪が出来る部分を保護するための皮膚です。キューティクルともいいます。爪半月を覆っているのはそのためです。人によっては、それが爪の一部として見えなくなっている場合もありますが、問題はありません。爪半月の上を覆い、守っている形となっているこの甘皮ですが、必要以上にあると爪にとって邪魔なものとなってしまいます。爪に必要な水分を奪ってしまうからです。
甘皮処理はその甘皮と爪の表面に張り付いている薄皮を処理します。薄皮はルーズスキンと言われることもあります。処理をすることで爪の成長を促したり、表面の凹凸を少なくする効果があります。10日から2週間に1度が理想的な頻度です。ネイルサロンでやってもらうことも出来ますが、自分で出来ないことではありません。必要な道具をそろえて、やってみましょう。
必要なものはキューティクルリムーバー・ニッパー・オイル、コットン(を巻きつけた)スティック、ガーゼ(またはそれに準じるもの)です。
まずキューティクルリムーバーを少しずつ甘皮につけて馴染ませます。ぬるま湯に指を2、3分つけます。皮膚を柔らかくするためです。爪周りの油分や汚れも落ちます。湿らせたコットンスティックを使い、根元部分に薄皮を、円を描くように押し上げていきます。この時あればステレンスプッシャーを使うとよりしっかり処理できます。
ガーゼなどを使って薄皮を取り除きます。スティックと同様に円を描いてください。処理し切れなかったものはキューティクルニッパーを使って対応します。
後はキューティクルオイルを塗りこみます。油分を補充し保湿するためです。マッサージをして終わりです。

